新幹線『とき』と『たにがわ』どっち選ぶ?料金・指定席・自由席の違い

上越新幹線

新幹線『とき』と『たにがわ』は、どちらも上越新幹線を走る列車ですが、停車駅や運行目的に違いがあります。

この記事では、どちらを選べば快適に移動できるのか、料金や座席の違い、利用シーンに応じたおすすめの選び方を詳しく解説していきます。

新幹線「とき」と「たにがわ」の停車駅の違い

上越新幹線には「とき」と「たにがわ」という2つの列車が運行されており、それぞれ停車駅や運行目的が異なります。
本章では、両者の違いについて詳しく解説します。

新幹線「とき」の停車駅一覧

新幹線「とき」は、東京と新潟を結ぶ上越新幹線の主要列車であり、速達タイプと各駅停車タイプが存在します。

  • 東京
  • 上野
  • 大宮
  • 熊谷(※一部列車のみ)
  • 本庄早稲田(※一部列車のみ)
  • 高崎
  • 上毛高原(※一部列車のみ)
  • 越後湯沢
  • 浦佐(※一部列車のみ)
  • 長岡
  • 燕三条(※一部列車のみ)
  • 新潟

新幹線「たにがわ」の停車駅一覧

新幹線「たにがわ」は主に東京と越後湯沢を結ぶ列車であり、スキーシーズンや観光利用にも適しています。

  • 東京
  • 上野
  • 大宮
  • 熊谷(※一部列車のみ)
  • 本庄早稲田(※一部列車のみ)
  • 高崎
  • 上毛高原
  • 水上
  • 越後湯沢

停車駅の特徴と使用状況

「とき」は新潟方面への長距離移動に適した列車であり、速達タイプと各駅停車タイプが存在します。特に「Maxとき」などの速達タイプは主要駅のみ停車し、短時間での移動を可能にしているため、ビジネス利用や観光客にとって便利な選択肢となっています。一方で、停車駅が多い列車も運行されており、地域の利用者にも配慮されたダイヤとなっています。

「たにがわ」は主に越後湯沢までの短距離運行が中心で、特にスキーリゾートや温泉地へのアクセスに適しています。冬季にはガーラ湯沢直通列車が運行され、スキー客の移動がよりスムーズになります。また、沿線の通勤・通学利用にも対応しており、上毛高原や水上などの地域住民にとっても重要な交通手段となっています。

指定席と自由席の違い

新幹線には指定席と自由席の2種類の座席があります。利用する列車や時間帯によって、どちらを選ぶべきかが変わります。

この章では、それぞれの特徴と利用時のポイントについて説明します。

新幹線「とき」の指定席情報

「とき」には指定席と自由席があり、ピーク時には指定席を予約するのがおすすめです。
特に週末や長期休暇の際は、自由席が埋まりやすいため、余裕を持って指定席を確保すると安心です。
また、グリーン車の設定もあり、快適な座席空間を求める方には適しています。 グリーン車ではリクライニング機能が充実し、長距離移動も快適に過ごせます。

新幹線「たにがわ」の自由席情報

「たにがわ」は自由席が多く、比較的空いていることが多いため、自由席利用でも座りやすいです。 特に平日は混雑が少なく、直前の乗車でも座れる可能性が高いのが特徴です。
また、比較的短距離区間を運行するため、自由席でも快適に過ごせる環境が整っています。

混雑時の座席選びのポイント

繁忙期は「とき」の自由席が混雑するため、事前予約がおすすめです。
特に朝夕の通勤時間帯や休日は自由席の争奪戦が激しくなるため、 早めの行動が求められます。

「たにがわ」の方が比較的空いている場合がありますが、 スキーシーズンや観光シーズンには混雑が発生することもあるため、 運行状況を事前にチェックするとよいでしょう。

運行ダイヤの違い

新幹線の運行ダイヤは列車の種類や季節によって変わります。
「とき」と「たにがわ」も異なる運行スケジュールを持っており、利用目的に応じた選択が重要になります。本章では、両者の運転本数や所要時間、繁忙期の運行体制について詳しく見ていきます。

「とき」と「たにがわ」の運転本数

「とき」は新潟方面への主要列車として本数が多く、特に朝夕の通勤時間帯には運行頻度が高くなります。 一方、「たにがわ」は越後湯沢までの運行で本数が限られていますが、スキーシーズンには増発されることが多く、 観光客の需要に応じた運行スケジュールが組まれます。

停車駅による所要時間の違い

「とき」の速達タイプは東京~新潟間を最速約1時間30分で結びます。
停車駅の少ない速達タイプは 移動時間を短縮できるため、ビジネス利用にも適しています。 一方、「たにがわ」は越後湯沢までの運行で所要時間は約1時間10分ですが、 沿線の観光地やリゾート地へのアクセスを考慮し、 利便性の高いダイヤ編成が行われています。

繁忙期の運行体制の変化

スキーシーズンには「たにがわ」が増発されることが多く、 特にガーラ湯沢行きの列車が増便されることがあります。

「とき」も繁忙期には増便される場合があり、 特に長岡や新潟への直通便が増えることが特徴です。 また、繁忙期には自由席の混雑が予想されるため、 事前に指定席を確保することが推奨されます。

料金の違い

新幹線の運賃は距離や座席の種類によって異なります。
「とき」と「たにがわ」では運行区間が異なるため、料金にも差があります。また、お得な割引きっぷの利用方法についても説明します。

「とき」と「たにがわ」の運賃比較

基本的な運賃は距離に応じて決まり、「とき」の方が長距離のため料金が高くなります。
また、「たにがわ」は主に短距離区間での運行が多いため、運賃が比較的安価に抑えられることが特徴です。 特に自由席の利用が多い「たにがわ」は、短距離移動の選択肢としてコストパフォーマンスが良いとされています。

お得なきっぷ情報と利用方法

「えきねっと」や「モバイルSuica特急券」を利用すると割引が適用されることがあります。
さらに、往復割引や「えきねっとトクだ値」を活用することで、 通常料金よりもお得に乗車できる場合があります。 また、特定の期間や曜日に設定される「お先にトクだ値」や、 団体割引を利用することで、さらにコストを抑えることが可能です。

特急料金の有無と影響

「とき」も「たにがわ」も特急料金がかかりますが、 乗車距離によって異なるため、事前確認が重要です。 特急料金は自由席と指定席、グリーン車で異なり、 「とき」の場合は長距離移動のため、特急料金が高くなる傾向にあります。

一方、「たにがわ」は短距離のため特急料金が抑えられていますが、 自由席の混雑状況によっては指定席を利用する方が快適な移動が可能になります。

乗車する際のポイント

新幹線を快適に利用するためには、事前に乗車時のポイントを把握しておくことが重要です。
指定席の予約方法、自由席の確保のコツ、設備情報など、乗車前に知っておきたい情報をまとめました。

指定席の予約方法と注意点

繁忙期は早めの予約が必要です。特に連休中は満席になりやすいので注意が必要です。
また、指定席はインターネット予約サービス「えきねっと」や窓口で事前に購入することができ、 特にピーク時には早めの手配が推奨されます。 グリーン車の指定席は快適性が高く、ゆったりした座席を希望する場合におすすめです。
また、座席位置を指定できるサービスもあるため、景色を楽しみたい場合には窓側を確保するのも良いでしょう。

自由席の乗り方と接続駅

自由席を利用する場合は、大宮や高崎からの乗車が座りやすいポイントです。
特に始発駅である東京駅から乗車する場合は、 早めにホームへ向かい、列の前方に並ぶことで座席を確保しやすくなります。
また、自由席は列車の編成によって指定されているため、 事前にどの車両が自由席かを確認しておくとスムーズに乗車できます。

トイレやコンセントの設備状況

E7系車両にはコンセントが設置されている座席があります。
特に窓側の座席にはコンセントが備えられており、スマートフォンやパソコンの充電に便利です。 また、トイレや多目的室も完備されており、バリアフリー対応の設備も整っています。

特にグリーン車には快適なトイレが設置されており、長距離移動の際に利用しやすい環境が整っています。 さらに、一部の車両には授乳室が設けられているため、 小さなお子様連れの方にも配慮された設備が提供されています。

上越新幹線の車両タイプ

上越新幹線にはさまざまな車両タイプが導入されており、それぞれに特徴があります。
最新のE7系や、過去に運行されていた2階建て車両の特徴を解説します。

また、グリーン車と普通車の違いについても紹介します。

E7系とE2系の違い

E7系は新型で快適性が向上しており、最新の設備が整っています。
座席のクッション性が向上し、静粛性にも優れているため、長時間の乗車でも快適に過ごせます。

また、E7系は全席にコンセントが設置されているほか、車内Wi-Fiも提供されており、ビジネス利用にも最適です。 一方、E2系は従来の車両であるものの、まだ一部運行されており、標準的な設備が整っています。 ただし、E7系に比べると設備が古く、コンセントの設置が限られているため、 長時間の移動では準備が必要になることがあります。

2階建て車両の特徴

過去には2階建て車両が運行されていましたが、現在は主にE7系が導入されています。
2階建て車両は、特に「Maxとき」などで使用されており、大人数の移動に適した設計となっていました。 座席数が多く、グループ旅行や家族連れに人気がありましたが、 現在は単階のE7系への統一が進んでいます。

2階建て車両のメリットとしては、眺望がよく広々とした空間が確保できる点が挙げられます。 ただし、荷物スペースが限られることや、階段の昇降が必要な点がデメリットとされていました。

グリーン車と普通車の比較

グリーン車は座席の広さやサービスが充実しており、長距離移動に適しています。
座席はリクライニング機能が強化されており、通常の普通車よりもゆったりとした作りになっています。

また、グリーン車専用のアメニティが用意されている列車もあり、快適な移動を提供しています。 普通車でも十分な快適性が確保されていますが、 混雑時にはグリーン車を選択することで、より快適な移動が可能になります。

旅行プランに応じた選び方

新幹線の利用目的はさまざまで、旅行の内容に応じて最適な列車を選ぶことが大切です。

スキー旅行、観光、日帰り・宿泊プランの違いを考慮した選び方について説明します。

スキー旅行:ガーラ湯沢行き選択

「たにがわ」はガーラ湯沢に直結しているため、スキー旅行に最適です。
ガーラ湯沢は駅直結のスキー場であり、新幹線を降りてすぐにゲレンデへ向かうことができます。 冬季限定で運行されるため、スキーやスノーボードを楽しむ旅行者にとって利便性が高く、 レンタルスキーやロッカー設備も整っています。
また、初心者から上級者まで楽しめる多彩なコースがあり、 スキー初心者でも安心して楽しむことができる環境が整っています。

観光名所へのアクセス利便性

「とき」は新潟方面への観光に適しており、日本海の美しい景観や歴史的な観光スポットを訪れるのに便利です。
特に、佐渡島や弥彦神社などの名所へアクセスする際に利用されることが多く、 観光客に人気のあるルートの一つです。

一方、「たにがわ」は越後湯沢や水上といった温泉地へのアクセスが容易であり、 温泉と自然を満喫する旅に最適です。 湯沢エリアには多くの温泉宿があり、スキー帰りに温泉を楽しむプランも人気です。

日帰り旅行と宿泊プランの比較

日帰り旅行なら「たにがわ」が便利で、 越後湯沢やガーラ湯沢でのスキーや温泉を短時間で楽しむことができます。
また、周辺には地元の名産品を扱うお店も多く、 食事やショッピングを楽しむのにも適しています。

宿泊を伴うなら「とき」での新潟旅行がおすすめです。
新潟市や長岡市には豊富な宿泊施設があり、 ゆったりとした時間を過ごしながら、 日本海の新鮮な海の幸を味わうことができます。 また、宿泊旅行では観光地を巡る時間に余裕ができるため、 より充実した旅行を計画することが可能です。

まとめ

新幹線『とき』と『たにがわ』には、それぞれ異なる特徴があります。
長距離移動をスムーズに行いたい方には速達タイプの『とき』が適しており、短距離移動やスキー旅行には『たにがわ』が便利です。

また、指定席と自由席の選び方や、運行ダイヤの違い、料金の違いを考慮することで、より快適な移動が可能になります。特に繁忙期の混雑対策や、お得な切符の活用法を知っておくと、よりスムーズな旅が実現できます。

旅行プランに応じた最適な列車を選び、上越新幹線で快適な移動をお楽しみください。

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