美容室や床屋ではどのように注文すればいいのか困ってしまう人も多いです。
特に男性の場合は親に勧められたり、他のヘアスタイルを知らないために床屋では「スポーツ刈り」と頼むことがよくあります。
ですが、そもそも「スポーツ刈り」とはどのような髪型を指すのでしょうか？
この髪型の基本から、上手な注文の方法までをご紹介します。
スポーツ刈りのスタイル解説
スポーツ刈りとは、一般的には以下のように説明されます：
- 角刈りを基に、角部分を丸くしたスタイル
- 丸刈りから派生して、頭頂部や前髪を若干長めに残したスタイル
これにより、より柔らかく、現代的な印象になります。
角刈りについて
これは昭和時代に流行したヘアスタイルで、現在ではあまり見かけなくなりました。
角刈りは、サイドと後頭部を短く刈り上げ、頭の上部を四角く形作るスタイルです。
詳しくは、インターネットで画像を検索すると良いでしょう。
例えば、漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の主人公・両さんや「ゴルゴ13」の主人公などがこのスタイルをしていることで知られています。
坊主スタイルとスポーツ刈りの解説
坊主スタイルは多くの人が知っていると思いますが、これは頭の形に沿って全体をバリカンで短く整えた髪型です。
一方、スポーツ刈りについては以下の特徴があります：
- 角刈りの角を丸めたスタイル
- 丸刈りから派生して、頭の上部や前髪を少し長めに残すスタイル
このため、スポーツ刈りは全体を短く刈りつつ、トップや前髪はわずかに長さを残します。
さらに、スポーツ刈りはブロースと呼ばれるヘアスタイルの一種で、短く刈り上げた髪が立つスタイルを指します。
この髪型は非常に短く、髪が長いと寝てしまうため、短さが特徴的です。
スポーツ刈りを選ぶ利点
正直なところ、スポーツ刈りの最大の利点は「注文のしやすさ」にあります。
床屋で「短くしてください」と頼むと、「具体的にどのように？」や「どの程度の長さにしますか？」など、細かく聞かれることが多いです。
参考記事：理容室で「髪型の希望は？」と聞かれた時にうまく答えるコツ6選
しかし、「スポーツ刈りで」と一言で伝えれば、それだけで済むので、手軽です。
特にコミュニケーションが得意でない人や手間をかけたくない人には便利です。
また、シンプルに短いため、シャンプーやヘアケアが格段に楽になります。
特にスポーツをする人や汗を多くかく人にとっては、短髪が管理しやすくて理想的です。
機能性を優先する人には、スポーツ刈りが向いています。
ただし、人目を気にする場合や、異性にモテたいと考えている場合は、一般に「ダサい」とされるスポーツ刈りを避ける傾向にあります。
それでも、注文の仕方を工夫すれば、スポーツ刈りでもおしゃれに見せることは可能です。
ここでは、スポーツ刈りをおしゃれに見せる注文のコツを紹介します。
スポーツ刈りの注文方法（アレンジ版）
スポーツ刈り長め
一般的なスポーツ刈りはほぼ坊主に近いので、スポーツ刈りを少し長めにしたい場合、「スポーツ刈りを長めで」と指定すると良いでしょう。
ただし、「スポーツ刈り長め」という注文は、理容師の技術とセンスに大きく依存します。
おしゃれな現代風のスポーツ刈りを期待することもできますが、時には基本の坊主スタイルの方がましと思えるほど望まない結果になることもあります。
特に若い理容師であれば、トレンディなスタイルを理解しやすい傾向にありますが、古いスタイルのみを提供するような田舎の小さな理容店では、期待はずれの結果になる可能性が高いです。
また、ダサくなるリスクを避けたい場合は、「スポーツ刈り」という言葉を避けて、別のスタイル名を使うことを検討してみてください。
例えば、以下のような選択肢があります：
- ソフトモヒカン
- ベリーショート
- ショート
具体的な長さの指定が必要なショートやベリーショートが面倒なら、ソフトモヒカンを頼むのが一案です。
現代風のスポーツ刈りは、短めのソフトモヒカンと考えることができます。
このスタイルでは全体を少し長めに残し、トップを長くします。
理容店で「ソフトモヒカンで」という注文が通じるかどうかは、店の位置や理容師の知識にもよりますが、古いスタイルしか知らない理容師のいる店では避けた方が無難です。
参考記事：「ソフトモヒカン」通じる？ソフトモヒカンの頼み方・床屋の場合
ソフトなスタイルのスポーツ刈り
スポーツ刈りの中で最も古風とされるのは角刈り風です。
これを避けるために、「スポーツ刈りを柔らかく仕上げてください」とお願いすると、角刈り風にはなりません。
「柔らかく」という表現は、坊主部分とトップを残す部分の境界がはっきりしない、自然な外観を意味します。
「スポーツ刈りをソフトに」とリクエストしても良いでしょう。
この方法で、古風なスタイルを避けつつ、短くても洗練された髪型にすることが可能です。
伝統的な理容店でのスポーツ刈りに注意
約2ヶ月振りの床屋💈
いつものQBハウスで1350円でさっぱりしてきました
横3mmの短めのスポーツ刈りって言うとこうなります🤣 pic.twitter.com/tszcDHHDO3— マーシー♿️ (@matsu19700114) June 10, 2024
スポーツ刈りのスタイルは時代と共に進化しています。
現代の床屋では、少しモダンなアプローチでスポーツ刈りを提供している場合が多いです。
店によっては、以下のようなバリエーションが見られます：
- 坊主に近いスタイル
- ソフトモヒカン風のスタイル
- 角刈り風のスタイル
しかし、古い世代のスタイルに慣れた理容師が経営する小さな田舎の店では、スポーツ刈りを頼むと、角刈り風のスタイルにされることが多いです。
このスタイルは、現代のスポーツ刈りの中でも特に古風とされ、あまり好まれません。
したがって、伝統的な小さな理容店でのスポーツ刈りの依頼は避けた方が無難です。
現代的なカットを望む場合は、より新しいスタイルを理解している理容師を選ぶことをお勧めします。
まとめ
スポーツ刈りは、基本的に坊主に前髪と頭頂部だけを若干長く残したスタイルで、非常に短いヘアスタイルです。
現代では、このスタイルは一般的にあまり評価されず、主に小学生や中学生に多いものの、高校生以上ではあまり見られません。
スポーツ刈りを少し洗練された見た目にするためには、「スポーツ刈りを長めで」と指定するか、「スポーツ刈りを柔らかく仕上げて」と依頼すると良いでしょう。
ただし、伝統的なスタイルを提供する小さな理容店や年配の理容師が運営する店では、オーダーしても角刈り風の仕上がりになる可能性があるので注意が必要です。
